谷川浩二将棋連盟会長 引責辞任 スマホ不正使用疑惑 調査委員会.jpg

画像は"https://goo.gl/ldXW6L"より。

三浦弘之九段に関連する、スマホ不正使用疑惑で揺れた日本将棋連盟。
そして、スマホ不正使用疑惑を提唱した棋士たちも数多くあり、押される形で将棋連盟が三浦弘之九段の竜王戦の挑戦者降板を決めたはずである。

2016年の竜王戦は、ホテル入室の時点で、PC・スマホを金属探知機にて調べて対局終了まで預かる厳戒態勢の元に行われた。
そして、竜王戦は渡辺明竜王の辛勝にて幕を閉じ、スマホ不正使用疑惑騒動の解決が待たれていた。

2016年の竜王戦後に、日本将棋連盟が組織した、弁護士3名を含む第三者による調査委員会の記者会見があり、スマホ不正使用疑惑は否定された。
竜王戦七番勝負の後の就位式にて、渡辺明竜王が三浦弘之九段に謝罪するなど、竜王戦前の厳しい論調は影を潜めていた。
日本のプロ将棋の歴史に残る、大事件だったわけだが、谷川浩二将棋連盟会長がひっそりと辞任して責任を取る形で幕を閉じた。

神戸の震災を乗り越えて、将棋のプロとして頑張ってこられた谷川浩二将棋連盟会長にいたわりの声が地元兵庫からは寄せられているという。
スマホ不正使用疑惑は、対局中のスマホ・パソコン持ち込み禁止という措置にてひとまず終了した形である。


谷川浩二将棋連盟会長 辞任の挨拶(全文)



 謹んでご報告申し上げます。この度、会長を辞任させて頂くことと致しました。

 第三者調査委員会から報告書を頂き、年末年始をはさんでいろいろと考えた結果、将棋ファンの皆様、主催者・協賛社の皆様、そして三浦弘行九段に誠意をお伝えするには、会長が辞任するのが一番、という結論に至りました。
加えて、昨年の十月以降、対応に苦慮する中で心身ともに不調をきたすようになってしまいました。
このような状況の中で責任ある立場を続けるのは、将棋連盟にも迷惑がかかると考えました。

専務時代を含めると約五年半、お世話になりました皆様には申し訳ありませんが、ご理解頂ければと思います。
なお、空白期間を作ることはできませんので、新しい会長が決定するまでの期間は務めさせて頂きますことをご了承下さい。
関係者の皆様、将棋ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。

 平成29年1月18日

 谷川浩司



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