久保利明九段 対局 遅刻 不戦敗 豊島七段 時間 勘違い 叡王戦.png

画像は"https://goo.gl/T6kuPf"より。

目下、竜王戦七番勝負が行われており、初戦は渡辺明竜王が68手で勝利したが、第2戦は挑戦者である丸山忠久九段が巻き返した。
一勝一敗で、先が見えない戦いになっており、見る方としては、楽しみな展開である。

さて、三浦九段のスマホ使用疑惑が現在でも問題視されているところである。
いったん、スマホを提出するとしながら、途中でスマホを奪い返した三浦九段の話は別記事に譲るとして、今度は“不戦敗”騒動が持ち上がった。
棋士にとっては、対局遅刻・不戦敗は、プロ野球で言えば、試合に遅刻して出られなかったぐらいの一大事と思われる。

将棋のプロは個人業主であるから、棋士道のあり方さえ問われる話で、単なる疑惑騒動だけでは済まされない話ではないか?
プロ野球では罰金などのペナルティがあるが、将棋界では棋士のモラルに任されている水準なのかもしれない。


詳しく書くと、久保利明九段(41)が10月30日に将棋の公式戦『第2期叡王戦』の対局に遅刻をして不戦敗を食らう事態となった。
叡王戦は、『ニコニコ生放送』で実況中継の予定だったが、すっぽかしを喰らった対局相手の豊島将之七段(26)がひたすら待ち続ける画像が配信された。

久保九段はこの日、東京九段の日本将棋会館で午後2時から対戦予定であったが、午後7時からの対局と勘違いしていたとのことである。
画面には、久保九段が来ないため、豊島七段が久保九段の駒も並べてあげるところなども放映された。
前代未聞の事件だが、『ニコニコ生放送』では時間稼ぎと言うべきか?画像のようなアンケートまで実施されてしまった。


日本将棋連盟の規定によると、公式戦で遅刻をした場合、遅刻時間の3倍を持ち時間から引かれる『3倍引き規定』がある。
しかし、叡王戦については多の公式戦のようなこのような規定がなく、持ち時間も1時間と短い。
よって、久保九段が開始時間から1時間経っても対局に現れなかったため、不戦敗が成立したようである。


現在、三浦九段のスマホ疑惑で、話題になっているが、久保九段も三浦九段のスマホ疑惑を告発した一人ではないかと噂されている。
こんな形で不戦敗を作ると、何かあったのではないか?と疑う向きがあってもおかしくないのである。


神奈川県の大口病院で、何者かが点滴に消毒剤を入れたケースでは、うっかり休んだり退職したりすると疑われるため、職員ピリピリしていたという。
休みたい事情があっても、休めないので大変だったようである。

この『不戦敗』の話も、気をつけないと、思わぬ疑惑を招く結果になってしまいそうで、ちょっと心配である。


   < スポンサードリンク >