竜王戦七番勝負 三浦九段 週刊文春  スマホ疑惑 取り返す 提出拒否 その後.jpg

画像は"https://goo.gl/DQ3w3x"より。

渦中の"竜王戦七番勝負"が開催されており、目下渡辺明竜王が先勝したところである。
そして「スマホ使っていた」「使っていない」の三浦弘之九段の身辺調査の話も進んでいるようである。

既に10月21日に、三浦弘之九段が「(自分は)スマートフォンの提出を拒否したわけではありません」との反論文を公表している。
しかし、週刊文春10月27日号によると、スマートフォン提出のいきさつが明らかになるようである。


速報によると、三浦弘之九段は10月11日の常務会にて、休場の以降を自ら申し出たようである。
その後、いったんはパソコン(4台)と、スマートフォンの提出に同意を示したようである。
日本将棋連盟の職員と携帯ショップに赴き、連盟が貸し出した携帯端末にアドレス帳などを同期させ(つまり電話帳記録などを移し)、自分のスマートフォンは連盟職員に手渡していた。

ざっくり言えば、三浦弘之九段のスマートフォンを日本将棋連盟が預かっている間、三浦弘之九段がスマートフォンがなくて困ってしまう。
そのため、将棋連盟が携帯端末を提供し、それに三浦弘之九段の電話帳など必要な記録を移し替えたようである。

その後、三浦九段と職員は4台のパソコンを将棋連盟に郵送するため、三浦弘之九段の自宅(群馬県高崎市)に新幹線で向かった。
道中、三浦九段は誰かと連絡を取っていたようである。

三浦九段の自宅で4台のパソコンを梱包・郵送の手続きを終えた後、三浦九段は「やっぱりそれは渡せません」と言いながら職員からスマートフォンを取り戻したという。
あっけに取られた将棋連盟の職員を尻目に「これから妻と弁護士と話をします」と言い残し、車で現場から立ち去ったという。


どうやら、ホントらしいエピソードだが、話の焦点は、なぜスマートフォンの提出を拒んでいるのだろうか、ということである。
スマートフォンのSIMカードなどから、通信記録が解明できるようであり、対局中に休んでいたのなら、激しい通信記録が残ったりはしないはずである。

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やはり問題になるのは、渡辺明竜王竜王の行動と置かれている立場であろうかと思う。
渡辺明竜王は、竜王戦の前に三浦九段に3連敗しているようだ。
そして、その三浦九段の挑戦を受ける段になってから「疑念がある棋士と指すつもりはない。タイトルを剥奪されても構わない」などとタイトル戦へ微妙な行動に出たのである。

タイトル戦は、新聞社などのスポンサーがあり、対局はよほどのことがない限り中止はできない事情のようである。
しかし、現タイトルホルダーが出場を微妙にすると、タイトル戦自体の開催が危ぶまれてしまうのである。
そこで、将棋連盟は非公式ながら、トッププロを集めて、極秘の意見交換会を行ったようである。


これとは別にだが、渡辺明竜王は、なぜか竜王戦以外のタイトルにはなぜかあまり縁がなく、なぜか竜王戦だけは10回の優勝を果たしているのである。
疑惑というと、渡辺明竜王の周辺からクレームが来そうだが、2008年は、羽生善治名人が3連勝のあと、渡辺明竜王に4連敗して、疑惑の対局などと言われているところである。
(但し、羽生善治九段は2003年にも4連敗して1勝もあげられなかったこともあるが...)

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