画像は"https://goo.gl/CHejI2"より。
将棋界を揺るがす、三浦九段による『スマホ使用問題』がその後の展開を見せている。
日曜日の定番番組『将棋の時間』など将棋界にもかなり影響力が大きいNHKが三浦九段に単独インタビューを求め、三浦弘之九段が応じた形となった。
(もちろん三浦九段もNHK杯に出場したこともある)
NHKの取材に対して三浦弘之九段は「決して不正は行っていないので処分を受けるいわれがない」
「公平にしっかりと調べて欲しい」
「対局中に絶対ソフトを使っていないし、そもそもスマートフォンに分析機能がある将棋ソフトが入っていない」
と説明した。
また、竜王戦の辞退を申し出たとする連盟の説明に対して、三浦九段はこう話している。
「竜王戦は将棋界最高棋戦であるから、挑戦者として出場するだけで大変な名誉である。
辞退をするわけがない」
と主張した。
(竜王戦には敗者に対しても、1500万円が支払われるとのことである)
休場届を出さなかった理由については「やましいことは全くなく、出す必要はない。
そういうことで、休場届は提出しないと決めた」と説明した。
三浦九段は連盟に所有パソコン4台とスマートフォンにインストールしているアプリを撮影し、自主的に提出しているという。
7月26日の頻回に離席については「この日は格別に体調が悪く、別室で休んでいた時間が長かった」と説明した。
三浦弘之九段の主張を受け、日本将棋連盟は
「対局中に長い時間にわたって離席するなど不自然な点について合理的な説明がなかった。
事情を聞いた連盟に対して休場届を出す意思が示されたが、提出されずやむを得ず出場停止処分とした」
と、これまでの説明を繰り返している。
日本将棋連盟は調査を継続するようである。
棋士らのコメントは極めて少なく、代替で竜王戦に出場している丸山忠久九段の公式のコメントが
「日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが、竜王戦は将棋の最高棋戦ですので全力を尽くします」
とあるが、これも三浦弘之九段への処遇について、というより、準備不足の中代替で出場させられる自身のことを語っているとの指摘もある。
代替出場であり、1500万円がもらえても、準備不足とはいえ、敗者になってしまうのは納得できない、という趣旨ではないだろうか?
現在竜王戦が進行中だが初戦は68手と、比較的早い進行で渡辺明 現竜王が勝利をおさめている。
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